日本サーフィン伝説
日本のサーフィン史
The Legend of Japanese Surfing
波乗り
波乗りが大好きな俳優、坂口憲二がナビゲーターを務めた「日本サーフィン伝説」日本におけるサーフィン創世記の貴重な映像も収められています。
少年の頃に初めて出会って以来、６０歳を過ぎても夢中でいられる。サーフィンはまさにそんなスポーツだ。サーフィンの何がこれ程人を惹き付けるのか？確かに海は偉大で、そこで遊ばせてもらう時間は例えようもなく楽しい。それにちょっとやそっとでは上達しないからサーフィンは面白い。サーファーは海の上では初対面でもすぐに友達になれる。海の友達は一生の友達ともいえる。
音楽やファッションに影響を与え、一つの文化さえ形成した。こんなスポーツは他にはない。でもそれだけじゃない。言葉ではうまく言えないけど、もっ ともっと気持ちの中に入り込んでくるたくさんの何かがサーフィンにはある。その全てが大きなひとつの塊になって、すごい引力が生まれ、人を惹き付けて離さないのかもしれない。
日本サーフィン伝説。それは訳も分からぬまま、見様見真似でサーフィンを始め、あっという間にその魅力に取り憑かれてしまった男たちひとりひとりの歴史で 綴られている。ひたすら純粋に、あくまでも無邪気にサーフィンに挑みそして惹かれていった。その熱い情熱の積み重ねが日本のサーフィンだと言える。だからこそそこに生まれた歴史も物語も、僕にとってはすごくリアルで興味深かった。
たくさんの先輩たちが抱き続けてきた羨ましいほどのサーフィンへの熱い想いに、僕たち今のサーファーの情熱は勝てるのか？いつもその事を自分に問いながら僕はサーファーとしてこれからもサーフィンを続けていこうと思った。坂口憲二。（日本サーフィン伝説より）
